中国人のマナーや性格 ~中国人観光客との関わり方

中国人のマナーや性格 ~中国人観光客との関わり方

中国人のマナーや性格

2015年の訪日外国人旅行者のうち、中国人観光客は全体の25%を占める約500万人。
最近では「爆買い」という言葉とともに繰り返し報道され、「中国人=デパートの一角を占領し、日本の商品を買いあさっていく人たち」というイメージが強く頭に焼き付いている人もいるのではないでしょうか。「爆買い」は日本にとって大きな利益をもたらしていますが、それによる一般の日本人からの中国人への好感度は下がっているような気がします。

「近くて遠い国」と言われる中国。顔も似ているので、関わったときに起こる文化摩擦は他国に比べて大きいかもしれません。その上、大量に日本に訪れており、接触の機会も多いので、日本の文化を前提に接客してしまうと、ストレスはなおさら高くなるでしょう。

そんな中国人と関わるときも、「中国人ってこんな価値観を持っているんだよ」ということが頭に入っていれば、「かまえ」ができて、ストレスを感じず、むしろ積極的に接客できるようになるかもしれません。
中国人観光客と関わるときに意識したい3つのポイントをご紹介しましょう。


中国人は、深い交流のある人を大切にする。

中国人にとって、第一に大切なのは家族です。深い交流によって、家族のように大切な存在になる友人もいます。中国人は、そういった家族や友人をとても大切にします。
一方で、自分と関わりのない人に対しては基本的には冷たいです。街中の赤の他人に対して、例えば電車などで席を譲ることは少ないですし、バス待ちの行列に割り込むこともよくある光景だそうです。

広大な土地ではありますが、日本の10倍近くの人口がいるのです。街中に出たら、自分と身内が大切、自分を守ってくれるのも自分と身内だけ。個人の感覚ではなく、文化としてこういう価値観が染み付いています。そのため、日本でも、列にぐいぐい割り込んでくることがあるかもしれません。しかしこれは、順番を守ることよりも、自分とその身内を守ることが大切だ、という発想から来ているのです。確かに日本の文化とは相容れない部分がありますが、ずるい人たちだ、とは思わないであげてください。むしろ家族想いの人ほど、そうした行動を取る傾向にあるのですから。


中国人は、店員もお客も無表情なのが普通

中華街など、中国人が営んでいる中華料理店に行って、店員さんの接客態度が悪すぎた、と感じた事がある人は少なくないでしょう。日本は「お客様は神様」というフレーズが浸透しているほど、世界的に見ても接客態度の良い国です。逆に、お客の方も店員に声を掛けられた場合、愛想よく応じるのが普通です。

だからこそ、中国人の店員にぶっきらぼうに対応されると「なんなんだ!」とストレスを感じてしまうかもしれません。しかし、中国国内ではこのような接客態度はふつうのことなのです。

日本は人口が減少しており、国内消費が落ち込んでいます。少しでも良いサービスを行って、自分が経営する店に来てもらおうと必死です。
しかし、中国ではそのような心配は要りません。待っていればお客は来るもの、と思っています。接客が気に入らないなら他の店に行ってもらっても構わない、またすぐ他の客が来るから大丈夫という考えなのです。

中国国内にもサービス業はさまざまあるので、接客が良い店はもちろんあるそうです。しかしサービス業の収入は驚くほど低く、チップのように良い接客をしても自分の収入が変わる仕組みもないため、中国人は必要以上にはお客さんを「おもてなし」しないそうです。

その裏返しで、お客さんも笑顔を振りまいたり、丁寧な買い物をしようという意識が低いです。きちんと店員と交渉し、値段を決め、そのお金を払うことがお客さんのすることだと思っています。
中国人の接客をしたことがある人は、日本人客との差や、マナーの低さにストレスを感じた方もいらっしゃるかもしれません。しかしそれは日本人にとってのマナーですよね。中国人もマナーを破ろうと思っているわけではありませんので、広い心で対応しましょう。


中国人の趣味・性格も多種多様

中国人は1人ではなく、いろいろな趣向・性格の中国人がいるという意味です。これが、中国人観光客と関わるときのコツとして、最も大切で、声を大にして伝えたいことです。
観光客としてだけではなく、アルバイト先やお勤め先、学校の留学生など、様々なところで中国人と接する機会があるでしょう。

そのうちの数人と関わって感じた「中国人ってこんな人たち!」という固定観念をなるべく持たないようにするのが一番大切なことだと思います。
日本人だって、いろんな性格の人がいますよね。苦手な人は誰にだっているはずです。それに、態度は相手によって変わるのが当然のことです。
中国は日本の25倍の領土を持ち、多民族国家です。日本に増して、さまざまな考え方や価値観を持つ人がおり、いろんな性格の人がいます。中国国内でも地域間で文化摩擦があるほどです。

前述した列の割り込みのように、日本の感覚からしたらマナーが悪いと感じる中国人も、友人に対してはとっても優しく誠実な人なのかもしれません。それに新しく出会う中国人が礼儀正しくて、今まで抱いていた中国人へのイメージが一掃されるかもしれません。

中国人観光客によるインバウンド消費は期待されていて、さまざまなプロモーション活動が行われているので今後も中国人観光客が増える可能性は十分にあります。
そんな中、最初からマイナスイメージを抱いて対応しては、余計に文化の差で不要なイメージが付いてしまいます。

中国人に限ったことではありませんが、今あるイメージを意識しないように気を付けて、毎度新しい「個人」と出会う気持ちで対応するのが良いと思います。



エキテンマガジン編集部

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