「爆買い」の時代終了!?「春節」の訪日中国人に効く3つの集客戦略とは

「爆買い」の時代終了!?「春節」の訪日中国人に効く3つの集客戦略とは

一時期騒がれた訪日中国人の「爆買い」も、かなり落ち着いてしまいましたが、もうすぐ2017年の春節(旧正月)です。2017年の春節(旧正月)は1月28日(土)で、中国国務院が発表した春節の連休期間は、1月27日(金)から2月2日(木)の7日間となっています。

春節は、中国人にとっては最も重要とされる祝祭日で、この期間にはたくさんの中国人が日本を訪れます。そのため、春節は中国人をお店に集客する最大のチャンスといえるでしょう。今回は、訪日中国人をお店に集客するための効果的な販促策についてまとめてみました。


どうして「爆買い」が落ち着いてしまったのか?

家電量販店やドラッグストアに大型バスでやってきて、列をなす中国人の姿をみかけることは少なくなってきました。「『爆買い』の時代は終わった」という論調を目にしたこともあるかもしれません。それでは、どうして訪日中国人の「爆買い」が落ち着いてしまったのでしょうか?

まず、政策的な理由が挙げられます。中国の税関での荷物の開封検査が強化され、高率の関税を支払わなければならなくなりました。さらに外貨管理が厳しくなって、中国人のお財布ともいわれる「銀聯カード」の国外での現金引き出しに、年間10万元という上限が設けられました(銀聯カードについてはこちらの記事を参照)。また、こうした政策的影響もあって、中国人旅行客の志向が「モノ」から「コト」に変化してきたのも「爆買い」が終了したといわれる大きな理由です。

それでは、こうした訪日中国人の事情の変化に対応し、春節の訪日中国人を集客するためにはどうすれば良いのでしょうか。


集客策1:「モノ消費」よりも「コト消費」の商品を訴求しよう!

訪日中国人の目的も、家電品や化粧品などの買い物ではなく、日本の食や文化の体験に変わってきています。それに応えて集客するためには、「モノ消費」ではなく「コト消費」型の商品を訴求することが重要です。従来の商品やサービスの価値を伝えるメッセージではなく、これまでに経験したことがないことが体験できることを訴求することが重要です。

例えば、飲食店であれば従来の美味しい日本料理が食べられますというメッセージよりも「抹茶を体験できます」「わさびを体験できます」のようなメッセージを伝えることで、集客効果が期待できるようになります。同様に「ソバ打ちが体験できる」「寿司作りが体験できる」のように「○○作りが体験できる」とすることで、さまざまな業種で「コト消費」型の商品を訴求できるようになるでしょう。

また、美容室であれば「着物が着られる」、エステサロンであれば「日本の最先端の美容技術が体験できる」、旅館であれば「日本建築が堪能できる」、地方であれば「あのアニメと同じ田舎の風景が見られる」など、工夫次第で日本ならではの文化や技術が体験できることをアピールすることができます。

誰でも、未知のことを体験する際にはワクワクするものです。そのワクワク感を上手く伝えることができれば、集客につながるでしょう。

訪日外国人の「コト消費」志向についてはこちらの記事でも解説しています。
「モノ消費」から「コト消費」へ 訪日外国人客が次に狙うモノ


集客策2:「素敵な贈り物」になるモノをプッシュしよう!

「爆買い」が落ち着いたとはいえ、訪日中国人はお土産としてたくさんの商品を購入します。特に、品質の優れた日本製品は「人に頼まれて」「贈り物として」買われることも多いのです。そのため「素敵な贈り物」として映えるモノをプッシュすると、訪日中国人の興味を引いて売上アップにもつながります。

日本製品が人気の理由に、安全・安心であること、品質に信頼性があることが挙げられるでしょう。そのため、口に入れる食品や直接肌に塗る化粧品などはとても人気が高いのです。また、家電製品に限らず、爪切りや包丁などの工業製品もその高い品質から人気を得ています。これらの商品のなかから、贈り物として映えるものを選んで「素敵な贈り物」として訴求するのがよいでしょう。

アニメのキャラクターグッズや、アイドルグッズなどもプッシュする商品としておすすめです。見映えもしますし、中国では偽物も多く出回ってしまっているので、日本で購入できるこれらのグッズが、「本物」として人気が高いのは当然ともいえます。

また、商品のラッピングを工夫すれば同じ商品であっても「素敵な贈り物」としての価値をより高めることも可能です。自分のお店ならではの「素敵な贈り物」になる商品を作って、訪日中国人に積極的にアピールしましょう。


集客策3:「子ども向け商品」をプッシュしよう!

中国では、かつての「一人っ子政策」のために一人っ子の家庭が多く、子どもへの投資を惜しまない傾向があります。また、子供連れで来日する訪日中国人も多く「子ども向け商品」を上手くアピールすることができれば、大きな集客効果が期待できるでしょう。

子ども、特に赤ちゃんには、安心で安全なものを与えたいというのは親であれば共通した思いです。紙おむつや粉ミルクはもちろんのこと、赤ちゃん・子供の健康に直接関わる市販薬などは高い人気を得ています。

子供服は日本製であることがブランドであり、その人気はとても高いものです。「子どもに与えるものは品質が良ければ高額でも」という理由で、高額なブランド子供服も購入されています。

また、日本製のおもちゃは安全基準が高く、口に入れても安心という信頼感があります。そのため、自分の子供にはもちろんのこと、親戚や友人へのお土産としても人気が高いのです。

もしこのような商品を自分の店で扱っていなくても、「子ども向け」としてアピールできる商品を探してみましょう。その商品を「子どもの安全・安心」「日本製」などを切り口にアピールすれば、訪日中国人の集客につなげることができます。


「体験型」「贈り物」「子ども向け」をキーワードに商品を見直してみよう!

「爆買い」は落ち着いてしまったといわれているものの、訪日中国人の数は増えています。日本政府観光局の推計値でも前年に比べて大きな伸びを示しており、「春節」にはさらに増えることが予想されます。しかし、今回ご紹介したように、訪日中国人の観光の目的や志向は以前と大きく変わってきました。訪日中国人を集客するためには「体験型」「贈り物」「子ども向け」をキーワードに、自分のお店でも訴求できる商品がないか、見直してみることが大切です。自分のお店ならではの商品を訪日中国人に上手くアピールすることができれば、大きな集客効果が期待できるでしょう。




エキテンマガジン編集部

エキテンマガジン編集部です。集客・販促に役立つ記事から雑学・コラム記事まで幅広く投稿します。