地域の人々にアピールできていますか?健康を支えるドラッグストアの集客術

地域の人々にアピールできていますか?健康を支えるドラッグストアの集客術

小売業界を取り巻く厳しい状況の中でも、ドラッグストアは順調に売上を伸ばして成長してきました。しかし、ここに来て陰りが見られるようになってきています。日本チェーンドラッグストア協会の調査によると、2014年度の1店舗当りの売上は対前年度比98.7%とマイナス成長になっています。この大きな理由として医薬品販売の規制緩和が挙げられるでしょう。規制緩和に伴い従来薬剤師がいなければ販売できなかった薬品の一部が登録販売者の資格で販売できるようになりました。そのためスーパーなど他業種でも医薬品の一部を販売できるようになり、日用品など他の商品でも競合している関係もあって競合性が高まっています。

また一定の条件を満たせばインターネット通販でも医薬品を販売できるようになりました。インターネットでの医薬品販売は他人の目が気になる薬が買いやすいことや時間や場所の制約がないメリットもあってその利用者も増えています。このようにドラッグストアの競争がますます激化していく中で、どのようにすればもっと個別店舗にお客様を呼び込めるのでしょうか。今回はドラッグストアならではの専門性を活かした集客法について考えていきます。


ドラッグストア業界の新たなチャレンジ

このように競争が激化する中、個別の店舗が単体で取り組むには難しい点もあり、ドラッグストア業界では他業種とも連携した新たなチャレンジが始められています。そのひとつがコンビニなど異業種との連携です。例としてはツルハホールディングスとローソンとの共同出店、コクミンドラッグとファミリーマートの提携、CFSコーポレーションとミニストップとの融合店の出店などが挙げられます。営業時間や立地性から来店頻度も多いコンビニと医薬品や健康食品を扱うドラッグストアが連携することで顧客の利便性がより高まっているのです。

医療分野との連携も進み、調剤薬局併設のドラッグストアも多くなっています。調剤薬局併設店はドラッグストアならではの専門性を打ち出しやすいうえに、顧客の利便性も高まるため大きな集客効果が期待できるでしょう。

また、介護分野との連携をすすめるドラッグストアもあります。ココカラファインが埼玉県狭山市において取り組んでいる介護施設・調剤・訪問看護・医療機関と連携したヘルスケアネットワークづくりは代表的な事例です。ドラッグストア業界の動向としては今後も異業種との連携やM&Aによる規模の拡大が進むことが予想されます。


個別店舗でできる!ドラッグストアの集客策

では一方で、個別のドラッグストア店舗ができる集客策にはどんなものが考えられるでしょうか。


その1.チラシの効果的な活用

ドラッグストアの個別の店舗が取り組める有効な集客策にチラシがあります。ドラッグストアは地域密着型の店舗であり、商圏も限られるためチラシはロスの少ない効果的な販促手法といえるでしょう。

チラシを制作する際には、どうしても競合店を意識した価格訴求型になってしまいがちです。しかし安さを前面に打ち出すと利益率を下げるだけでなく、競合店との価格競争に陥ってしまいます。いたずらな価格競争に陥らないために、ドラッグストアならではの専門性もアピールしていきましょう。チラシの一角に健康情報のコーナーを作るなどして、ドラッグストアならではの健康に関する情報を提供すると良いでしょう。チラシを通じて健康に関するアドバイスを行うことで、自店の専門性や安心感を打ち出すことができ、価格のみを訴求する他店との差別化につながります。

また、誰が売っているのか、どんな人が相談にのってくれるのか、スタッフを紹介するのも効果的です。より親近感と信頼感が増して集客につながるでしょう。チラシの配布は定期的に継続して行うのが効果的といえます。継続して配布することで認知度も高まり親近感や信頼感も増して、お客様の来店につながるのです。


その2.ネットの効果的な活用

地域密着型であるドラッグストアであってもネットでの集客は見逃せません。お店のホームページを持つようなコストをかけなくても、「エキテン」などの口コミサイトに登録すればホームページ代わりに活用することができます。自前でホームページを持つよりも「地域名 ドラッグストア」などの検索キーワードで表示されやすくなるので、きちんとお店のある地域の人々に情報を届けることができます。

また、無料で掲載できますので、コストをかけずにネットを使った集客に取り組むことができます。クーポンを掲載することもできますので、工夫次第でより集客効果を高めることも可能ですし、実際に来店・購入した人の口コミも掲載されますので、その口コミ効果での集客も期待できます。

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地域のセルフメディケーションを担うドラッグストアの役割

高齢化がますます進む中で、自分の健康には自分が責任を持つ「セルフメディケーション」が注目されています。医療費の増加を抑えるための政策としても「セルフメディケーションの推進」が掲げられているのです。そのため地域の人の健康を支えるためにドラッグストアが果たすべき役割は、ますます大きくなっているといえるでしょう。単に商品として医薬品を販売するのではなく、病気の改善や予防に関する情報も提供するドラッグストアだからこそできる健康支援の役割があるのです。特に立地や利便性が高く地域密着型であるドラッグストアは、健康相談やアドバイスなどその役割が大きいといえます。スタッフが豊富な知識を元に的確なアドバイスをすることで、店舗への信頼は高まります。この点をうまくアピールすることができれば、他業種店と大きく差別化できて集客することが可能になります。チラシやネットも上手く活用し、健康に関する情報を積極的に発信することでお客様の来店につなげていきましょう。



エキテンマガジン編集部

エキテンマガジン編集部です。集客・販促に役立つ記事から雑学・コラム記事まで幅広く投稿します。