2016年版 話題の繁盛店に学ぶ集客のポイント

2016年版 話題の繁盛店に学ぶ集客のポイント

集客力を高めることは、どんなビジネスであっても最も重要なことです。今後の高齢化社会に伴い、日本の人口が減っていくなかで、集客力はますます重要になってくるでしょう。集客に成功して繁盛しているお店と集客に苦戦して閑古鳥が鳴くお店。その違いは、一体どこにあるのでしょうか。集客に成功しているお店には、どのような業種であってもあてはまる法則が隠されているかもしれません。今回は、さまざまな業種の集客成功事例を見ることで、そんな集客成功の法則を探してみたいと思います。


「7種類」「世界で1番濃い」…「壽々喜園」の特徴ある抹茶ジェラート

浅草にお店を構える「抹茶ジェラートショップ壽々喜園」は、行列のできるお店として有名です。静岡の「ななや」とコラボして静岡県産の抹茶を贅沢に使用しているため、その品質と美味しさに定評があります。しかし、行列の秘密はそれだけではありません。他店であれば1種類の抹茶ジェラートを、壽々喜園では抹茶の濃さ別に7種類も提供しているのです。1番濃いものには「世界で1番濃い抹茶ジェラート」と表示されています。味や品質の高さはもちろんですが「7種類もある」「世界一」となると話題性もありますし、行列に並んでも食べたいと購入意欲をくすぐります。メディアでも取り上げられたということもあり、休日には2時間待ちになることもあります。


高級料理をカジュアルな丼メニューにした「レッドロック」

ローストビーフ丼で有名な原宿表参道の「レッドロック」も、行列のできるお店として話題です。下のご飯が見えないほどたっぷりとローストビーフがのった丼を、リーズナブルな価格で提供しています。ローストビーフといえば「高級」「上品」といったイメージがありますが、それをローストビーフ丼というカジュアルなメニューにしたのです。質が良く美味しいローストビーフを、卵の黄身と特製マヨネーズをからめてご飯と一緒に食べるという新しいメニュー提案が、若者を中心に人気を集めています。また、流行の発信地のひとつである表参道という場所柄、長い行列ができていると、その列が気になって並んでしまうというように、行列が行列を生んでいるのです。


ハンバーガーが持つファストフードのイメージを打ち破った「シェイクシャック」

ハンバーガーショップの「シェイクシャック」も、行列のできる人気店です。ハンバーガーといえば値段は安いが味はそれなり、というファストフードの典型のようなイメージが強くありますが、シェイクシャックのハンバーガーはそのイメージを大きく覆したのです。シェイクシャックはニューヨーク発のハンバーガーショップで、日本上陸前から既に味には定評がありました。価格はもちろん従来のハンバーガーショップよりも高めの設定ではありますが、本格的な美味しい料理として提供しており、並んででも食べてみたいハンバーガーというイメージへと変えることに成功したのです。


高級料理を立ち食いで提供する「俺のシリーズ」「いきなり!ステーキ」

「俺のフレンチ」「俺のイタリアン」なども人気が高く、いつも行列ができているお店です。本格的な高級料理を立ち食いにすることで回転率を高め、その分、高級店の3分の1というリーズナブルな価格で提供することに成功しています。一流のシェフが腕をふるう美味しさと、驚くほどの安さが話題となり、行列の絶えないお店になっているのです。高級料理の立ち食いとしては、「いきなり!ステーキ」も行列のできるお店として話題になっています。こちらも、カウンターで立ったままステーキを食べるという、従来のスタイルを覆したのです。目の前で焼くというエンターテイメント性と、リーズナブルな価格が行列を生んでいます。


中国人観光客が行列をつくる「ラーメン一蘭」

中国人観光客の爆買いが話題になっていますが、「ラーメン一蘭」はその中国人観光客が行列をつくるお店として話題です。中国人観光客が行列をつくる人気の秘密は、美味しさはもちろんですが、ラーメン一蘭独自のシステムにあります。まず、注文時に希望する味の濃さやこってり度、麺の硬さなどを注文書に記入しなければなりません。さらに、ラーメン一蘭独自の空席案内板や個室感覚で食べる味集中カウンターなども珍しいため写真撮影されることが多く、その写真がSNSを通じて拡散され、中国人にもラーメン一蘭の名前が認知されたのです。かつては、日本訪問時に食べたい日本食といえば寿司や天ぷらでしたが、SNSの効果を受け、現在では一蘭のラーメンがランクインしているのだそうです。


話題の繁盛店に共通する集客成功の法則

話題の繁盛店の事例をみると、そこから共通する集客成功の法則が見えてきます。並んでまで食べたい、という美味しさや品質の高さはもちろんですが、それだけではありません。ひとつは「分かりやすさ」が挙げられます。「7種類の濃さ」「世界一」「ステーキの立ち食い」など、キーワードでそのお店がどんなお店なのかを理解することができます。分かりやすいということは「伝えやすい」ということでもあり、口コミやSNSで広まりやすくもなります。また、従来の常識を覆している点も挙げられます。「ローストビーフを丼に」「立ち食いでフランス料理」「ラーメンを食べる前に注文表に記入」などは、従来の感覚からすればありえないことです。この「常識を覆した」ポイントが話題になり、行ってみたい、食べてみたいという感情を呼び起こし、高い集客効果が生まれているのです。


行列のできるお店にするためのポイント

行列のできるお店にするためには、自分のお店の特徴を一言で説明できなければなりません。もし一言で説明できなければ、自店の特徴をもう一度見直してみましょう。また、あなたが自分の業界の常識だと思っている点に、行列のできるお店にするためのヒントが隠されています。その常識を覆すことで、お客様に新しい価値を提供できないか考えてみましょう。一度行列ができれば、行列がさらなる行列を生んで繁盛店となります。自分のお店の特徴や業界の常識を見直して、行列のできるお店を目指していきましょう!




エキテンマガジン編集部

エキテンマガジン編集部です。集客・販促に役立つ記事から雑学・コラム記事まで幅広く投稿します。