スマホでかんたん!店舗の集客や販促に効く宣材写真講座(中編)

スマホでかんたん!店舗の集客や販促に効く宣材写真講座(中編)

紙媒体でもWeb媒体でも、店舗の集客や販促、人材採用において写真の持つ効果はとても大きなものがあります。しかし、ただ写真を撮るだけだとなんだか味気なかったり、それほど目を引かない写真になってしまいがちです。

「なんだか味気ない…」
「目を引かない…」
「写真で伝えたいことが伝わっている感じがしない…」

こうしたお悩みを解決すべく今回は、エキテン及びエキテンマガジンを運営する株式会社デザインワン・ジャパンのエンジニアで、プロのカメラマンとしても活躍する小峯将威さんに、スマートフォンのカメラで簡単にできて、「店舗の集客や販促に効く」写真の撮影術を教えてもらいました。3回に分けてシリーズでお届けします。




前編からつづく


人を撮るときのコツ

小峯:真ん中に人を置くとその人が伝わりやすいよ、という話の流れでもうひとつポイントを言うと、女性を撮るときと男性を撮るときとで、撮るときの視点のポイントって違うんですよ。

入口:どうやって撮るんですか!?

小峯男性は少し下から、女性は少し上から撮るんです。

女性を撮るときは少し上、男性を撮るときは少し下から撮る。

入口:へぇ~

小峯:それはなぜかっていうと、重力の関係とかいろいろあるんですけど…

編集部:重力の関係!?

小峯:重力の話はまた後でしますね。一番分かりやすいところでいくと、大きいものは「怖いもの」とか「威厳を持つもの」っていうイメージが人間の深層心理にあって、強さとか威厳のあるイメージをつけたい男性の写真の場合は、少し下から見上げるようにして撮ってあげるんです。一方で「女性の場合はちょっと上から撮る」っていうのは、実は上から撮るとあごのラインが綺麗に写ったりとか、シワとか気にする人の場合、少し上を向いてもらうと重力に引っ張られてシワが少なくなる効果もあるんですね。

編集部:重力が関係するって言ってたのはこれなんですね!(笑)

小峯:あとは、光は上から入ってくるのが基本なので、普通にしていると目元が陰になってしまってクマとかが大きく見えてしまうことがあるんですけど、少し上を向いてもらうことで目元も明るくなる効果があるんです。なので、女性を撮るときはちょっとだけカメラが上に行くようにする。

入口:でも女性がかわいく写るには顎を引く、ってよく言いますけど、顎を引くと下向いちゃう感じでなんだか相反する気がするんですけど…

編集部:それは顎を引くことでカメラと自分の高さの関係は変えずに疑似的に上から撮られる状況を作ってるんじゃないですか?

入口:そういうことか!

小峯:そうそう。ただ、あんまり「上から」というのが行き過ぎると逆に…

入口:媚びてる…(笑)

小峯:そう(笑)「媚びてる」とか「抑制されている」感が出ちゃうので、あんまり良くないんですけどね。

入口:やり過ぎは禁物ですね。

小峯:なので、撮るときにちょっとだけ視点を上から撮るのか、下から撮るのかっていうのをやってみると良いですよ。

入口:「気持ち上寄り」「気持ち下より」くらいですね。

小峯:まあ、彫りの深い顔立ちの方は影が濃く出ちゃってなかなか難しいこともあるんですけど(笑)

入口:その人に合わせて、というのが大事なんですね。

女性を少し上から撮った例(左)と、男性を少し下から撮った例(右)

商品を撮るときのコツ

編集部:人を撮るときのコツのお話がありましたが、商品とか料理とかの「モノ」を撮るときのコツって何ですか?

小峯:モノを撮るときにも基本がいろいろあって、一番分かりやすいのが「光は斜め45度から当てろ」っていうのなんですけど。

編集部:斜め45度上から、ってことですよね?

小峯:そうそう。上の斜め45度から光を斜めにドーンッと当てるっていうのが基本。


矢印の角度から光が当たるのが良いとされる

小峯:なぜ斜め45度なのかっていうのにも理由があって、太陽の光って基本的に斜めにさしてくるじゃないですか。まあ、真夏とかはもっと真上に近いところからさしてきますけど、真夏とかってモノを見づらいじゃないですか。それと同じで、真上よりも自然の状態に近い斜め45度上くらいから光を当てた方が人の目はきれいに感じるんですね。斜め45度上くらいから当たる光っていうのは太陽で言うと春とか秋なんですよね。

入口:じゃあ今の時期(取材日:10月27日)、景色とか空とかきれいに見えるのは太陽の光のさし方が良いっていうのもあるんですね。

小峯:どうやって撮るのか、っていうことについては、それぞれのモノによっていろいろあるんですけど、例えば料理の場合は基本的に、座っている状態で撮るのがベストです。なぜ座っている状態が良いのかというと、「ごはんを食べるときと同じ画角」で撮ってあげるのが一番食欲をそそるからなんです。


料理の写真は「食べるときの座っている目線の高さ」で撮ると「シズル感」が表現できる。

小峯おいしい写真とカッコイイ写真は別物です。カッコいい写真、「デザインっぽい写真」って言ったりするんですけど、そういうのは真上から撮ることが多いですね。

入口:普段、ご飯食べに行ったとき、真上から写真撮ってます私。

小峯:料理写真のトップ画像とかは真上から撮ることが多いんですけど、それって「おいしさ」はそれほど表現できないんです。「シズル感」(編集部注:食欲や購買意欲を刺激するような「おいしそうな感じ」のこと)ではなくて、「オシャレ感」なんですよね。「食器がカッコイイ」とか、「こういうテーブルの上でこういう食器で…」っていうオシャレさがメインになるんです。

編集部:なるほど

小峯:だから「おいしそう!」とか「食べたい!」って思わせるような、いわゆる「シズル感」のある写真が撮りたいのであれば、アイポイントというか、目で見る角度から撮るのが良いです。

編集部:食べるとき、椅子に座っている目線から、ってことですね。

小峯:なので、料理以外の「モノ」であっても、それを使うときの視線から撮ってあげるとかね。

入口:使う人の目線ってことですね。

小峯:あと、ある程度小さいものを撮るときとかは、簡単なもので良いので白の背景があると良いです。

編集部:そう言われて用意してきました。バインダーにコピー用紙をテープで留めただけの簡単なものですけど、これでいいんですか?


編集部で手作りした白の背景

小峯:大丈夫です。こういうのがあると、斜めから当たった光で、被写体の背後にできる影を薄めてくれるので被写体となるモノをはっきり撮れるんです。あと、実際の店舗であれば、背景に例えば伝票とか電話とかがあることも多いと思うんですけど、そういう余計なものが写ってしまうことを防ぐ効果もありますね。


背景があるだけでもこれだけ違う

後編へつづく





今回のポイント

  • 男性は少し下から、女性は少し上から撮るべし
  • モノを撮るときは斜め上45度から光を当てるべし
  • 料理は食べるときの目線で、モノは使うときの目線で撮るべし

いかがでしたか?是非、この記事を通じてお届けした内容を活かしてあなたのお店のエキテンページの写真をグレードアップさせてみてくださいね。後編では、撮った写真をホームページやエキテンのページに載せるときのチェックポイントや、プロもおススメの写真加工アプリについて教えてもらいます。お見逃しなく!


前編はこちら
後編はこちら


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エキテンマガジン編集部

エキテンマガジン編集部です。集客・販促に役立つ記事から雑学・コラム記事まで幅広く投稿します。