歯科医院の経営状況に関するアンケート調査2016 調査結果

歯科医院の経営状況に関するアンケート調査2016 調査結果

口コミサイト「エキテン」では歯科医院を経営する院長先生を対象に、「歯科医院の経営状況に関するアンケート調査」を実施し459医院から回答を得ました。その調査結果を公表いたします。


集患状況に不満を抱えている歯科医院は約3割

現在の集患状況

現在の集患状況について「満足」「どちらかといえば満足」「どちらかといえば不満」「不満」の4段階で回答を求めたところ、「満足(21.8%)」「どちらかといえば満足(44.2%)」「どちらかといえば不満(26.6%)」「不満足(7.2%)」という結果となった。集患状況に何らかの不満を抱えている歯科医院は全体の約3割と、まだ現時点では比較的少ない印象。


集患のために実施していること(複数回答可)

集患のために実施していること

集患対策として実施している施策は?との質問に対して、最も回答数が多かったのは「ホームページの作成」(67.3%)であった。次に「歯科医向けセミナーへの出席」(33.1%)、「内外装の充実」(28.8%)と続いた。

その他の少数回答として「リマインドはがき、リコールはがきの送付」「ネット広告、ラジオ広告、雑誌広告等の広告出稿」「従業員の教育」「目の前の患者様を大事にすること、患者さん個別の対応、誠実な治療」という回答があった。

ホームページの作成は全体の約7割の歯科医院が行っており、歯科医院においてもホームページ等を活用したネット集患施策を実施していくことが標準的になってきていることが分かる。


集患満足度別に集患施策の実施状況を比較

集患満足度別施策の実施状況

次に、現在の集患状況(満足、どちらかといえば満足、どちらかといえば不満、不満足)への回答別に、実施している集患施策を分析してみたところ、いくつか傾向を読み取ることができた。


1)集患満足度が高いほどホームページを作成している割合が高い

集患満足度が高い歯科医院の方が、集患満足度が低い歯科医院と比べてホームページを作成している割合が高い傾向にあることが分かった。おおよそ、集患に満足している歯科医院の7割前後がホームページを作成し、一方集患に不満を抱えている場合は6割前後の作成率となっている。

ホームページがあるから集患できているのか、その因果関係までは本調査で明らかにすることはできないが、一般的に今のネット社会において、インターネット対応は集患力を大きく左右する要因の1つになっているといえる。


2)集患満足度が高いほど、内外装を充実させている傾向にある

集患満足度が高いほど、内外装を充実させている傾向にある、という結果となった。

「内外装が良いから集患できている」のか「集患に困っていないほど患者が多く、内外装に予算をかける余裕があった」のかは不明であるが、一患者として考えると、内外装のきれいな、清潔感のある歯科医院に行きたくなるのは事実。内外装が古くなってきた歯科医院は、集患対策として改装を検討してみても良いだろう。


3)集患状況に不満を持つ歯科医院であっても、集患施策を「何もしていない」割合が高い

集患状況調査に「不満」と回答した歯科医院のうち、集患施策を「何もしていない」と回答した割合は21.2%で、集患状況に「満足」と回答した歯科医院の同じ質問に対する回答割合(22.0%)と大きな差が見られなかった。不満を感じても、経営課題として具体的なアクションを行っていない歯科医院が未だ多いことを伺わせる結果となった。

歯科医院の数はコンビニの数よりも多いと言われる。「何もせずに集患できる」時代は終了したと考えられ、ホームページの作成やポータルサイトへの掲載等のネット集患対策を行うなど、患者獲得競争に勝利するために何らかの集患対策を行う必要はあるだろう。


歯科医院経営に関する情報の入手先

歯科医院経営に関する情報の入手先

次に、歯科医院経営をする上で参考にする情報等はどこから得ているのか調査を行った。 結果、半数以上の先生が「同業の知人」(52.7%)と回答した。大学時代からの知人や勤務医時代の知人等との情報交換が歯科医院の先生にとって一番の情報源となっていることが分かる。

次に多いのが「税理士や公認会計士」(41.8%)、「歯科業界専門誌」(35.1%)「歯科医向けセミナー」(34.4%)等であった。税理士や公認会計士の方は歯科医院の経理面をすべてみている場合もあるため、歯科医院の先生にとって「良き相談役」となっているようだ。また、勉強熱心な先生は歯科業界専門誌や歯科医向けセミナーで積極的に情報収集していることが分かる。

一方、インターネットやSNSで歯科医院経営の情報を収集している先生はあまり多くない傾向にあることが分かった。少数回答として、「アポロニア」(日本歯科新聞社発行の専門誌)、歯科医師会、歯科材料メーカー等から情報収集をしている、との回答を得た。


本調査のまとめ

以下に本調査の概要をまとめる。

(1)約7割の歯科医院が現在の集患状況に「満足」「どちらかといえば満足」と回答しており、多くの歯科医院の開業が続いているものの、集患状況に何らかの不満を抱えている歯科医院は、まだ現時点では比較的少ない印象。

(2)約7割の歯科医院がホームページの作成をするなど、今や歯科医院にとってもホームページの作成等のウェブ集患対策の重要度は増している。

(3)歯科医院の先生は「同業の知人」や「税理士・公認会計士」等のリアルな繋がりや、業界専門の情報が入手できる媒体を通じて歯科医院経営の情報収集をする傾向にあり、インターネットやSNSの活用率は低い。

調査にご協力いただいた歯科医院の先生方、お忙しいところ誠にありがとうございました。


調査概要

回答者の属性

性別

女性 男性
23名 436名

年齢

25-34歳 35-44歳 45-54歳 55-64歳 65歳以上
11名 84名 163名 171名 29名

従業員数

1-5人 6-10人 11-15人 16人以上
230名 128名 35名 18名

開業年数

1年未満 1年-5年 5年-10年 10年-20年 20年以上
4名 36名 58名 131名 226名

調査名:歯科医院の経営に関するアンケート調査
対象者:歯科医院経営者
有効回答数:459
調査方法:FAX
調査機関:株式会社デザインワン・ジャパン(口コミサイト「エキテン」運営元)



エキテンマガジン編集部

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