微信(WeChat)のモバイル決済サービスWeChat Paymentが日本上陸!

微信(WeChat)のモバイル決済サービスWeChat Paymentが日本上陸!

WeChat Paymentの前にWeChatって何?

WeChat Paymentとは、6億人以上の中国人が使用する無料チャットアプリ微信(WeChat)のモバイル決済サービスのことで、日本でも「爆買い」を意識して大手小売店で導入・普及の動きが広がっています。

※微信(WeChat)の使い方や機能を詳しく知りたいという方へ
エキテンマガジンでも微信(WeChat)の使い方や機能について解説した記事を掲載しています。(微信(WeChat)についてあまり知らない・・・というかたはまずはこちらの記事からお読みいただくと理解しやすいと思います)
微信(WeChat)の使い方や機能を知ろう!中国の無料人気チャットアプリ!


モバイル決済サービスって何?

レジでのお会計はスマホでタッチのみ、という「モバイル決済サービス」、利用したことありますか? お財布を忘れて出かけてしまったけど、スマホがあったから何とか乗り切れた、なんて方もいらっしゃるでしょうか。とはいっても、「モバイル決済サービス」という言葉が意味するものが様々あるようなので、本題に入る前に、モバイル決済サービスについて整理したいと思います。

世の中には「モバイル決済サービス」と呼ばれているものが、3種類あります。
1. モバイルPOS決済サービス
2. スマホアプリ決済サービス
3. FelicaやNFCを利用した決済サービス
の3つです。

モバイルPOS決済サービスは、店舗側がスマホやタブレットをレジのPOS替わりに利用する決済方法です。スマホに専用の機械を取り付けて、そこにクレジットカードを通すと決済を行うことができます。
【参考記事】
iPadをレジとして使おう!タブレット型POSレジを比較
スマホでカード決済できるサービスの比較

スマホアプリ決済サービスは、消費者がスマホにインストールした専用のアプリを使用します。店舗側は、アプリ上に表示される会員IDをPOSのバーコードリーダーで読み取り、お客様のクレジットカードや銀行口座の情報を得ます。そこから引き落としを行うことで決済を完了させます。
FelicaやNFCを利用した決済サービスは、いわゆるおサイフケータイです。消費者は、FelicaやNFCを搭載したモバイル端末を利用し、POSにタッチすることで決済を行います。
今回は、スマホアプリ決済サービスの1つ、WeChat Paymentについてご紹介していきます。 このWeChat Payment、今高まっているインバウンド需要を狙うためには、見逃せないサービスなのです。
※NFCとはNear Field Communicationの略で近距離無線通信技術のことです


WeChat Paymentとは何か

WeChat Paymentは2013年に中国で開始されたモバイル決済サービスです。中国では既に約4億人が利用しています。消費者であるユーザーは、自分の銀行口座を微信(WeChat)に登録するだけで、簡単に利用することができます。お会計時にアプリを起動し、表示されたQRコードをレジで読み取ってもらえれば、自分の銀行口座情報が店舗へ送信され、キャッシュレスで決済が完了します。

店舗側のメリットとしては、支払いが速やかに済み、売上管理も可能になるなど、業務効率の向上が挙げられます。さらに、お支払い時にお客様に対して、微信(WeChat)の公式店舗アカウントのフォロワー化を促進できるのも大きな魅力のひとつとなっています。


WeChat Payment、日本上陸!狙いは中国人観光客

日本では2015年9月末に、大丸・松坂屋にてWeChat Paymentが導入されました。百貨店への導入は大丸・松坂屋が初めてです。心斎橋・梅田・京都・神戸・東京・札幌の大丸6店舗、名古屋・上野の松坂屋2店舗の、化粧品売り場を中心としたインバウンド重点売場に導入を行い、中国人観光客の消費を拡大させる狙いです。

エキテンマガジン内でも何度かご紹介していますが、観光庁によりますと、現在中国から日本へ訪れる旅行者の数は年間約500万人にも及び、また日本で買物代として消費する額は平均約16万円となっています。店舗へのWeChat Paymentの導入は、消費額の大きい中国人観光客を呼び込むために有効な手段なのです

【参考記事】
訪日外国人旅行者はどこから来ている?国別まとめ
中国人、圧倒的爆買い。2015年のインバウンド需要動向を調査!

日本でのWeChat Payment導入は100社

中国人観光客が本国で利用している支払いシステムWeChat Paymentを整備することで、買い物をしやすい環境を提供し、さらなる購買意欲を喚起しようと、日本国内でも導入を決定・検討している企業は増えてきているそうです。

日本ではネットスターズ社が代理店としてWeChat Paymentを運営しているのですが、同社によると2月の旧正月(春節)には、国内100社がWeChat Paymentを導入する見込みだそうです。

【参考記事】
中国の旧正月(春節)とは?【2016年版】

日本人ユーザーの利用はまだ狙っていない模様…

メッセージアプリとしての微信(WeChat)は日本語化がされていて、中国語がさっぱりな私も難なく利用できています。しかし、WeChat  Paymentについては、日本人ユーザーを取り込もうという流れはまだないようです。 その証拠にこちら。

WeChat Payment

WeChat Paymentのページに行くと、中国語表記がたくさん…。
実は、登録できる口座も中国国内で開設された銀行口座のみなんだそうです。
しかし、今後の微信(WeChat)ユーザーの世界的な拡大や、中国人観光客による日本国内のWeChat Paymentの普及によって、日本人ユーザー向けサービスも整備される可能性がありますね。


中国人観光客を集客するために、WeChat Paymentの導入を検討しましょう

中国人のインバウンド需要に応えるために、今後欠かせなくなるであろうWeChat  Paymentについて、少しでもご理解頂けたでしょうか。 近年、訪日外国人旅行者が急増し、2020年の東京五輪に向けてインバウンド需要がますます拡大されると見込まれています。その中でも中国人観光客がもたらす効果はとても大きく、中国人の消費を狙った対応が各業種、各店舗で急ピッチに進められています。

この波がいつまで続くかわかりませんが、せっかくの波には乗っておくのが得策ですし、話題性もある取り組みですから、インバウンドを意識されている小売店・サービス業であれば、ぜひWeChat Paymentの導入を検討してみてはいかがでしょうか。



エキテンマガジン編集部

エキテンマガジン編集部です。集客・販促に役立つ記事から雑学・コラム記事まで幅広く投稿します。