中国の旧正月(春節)とは?【2016年版】

中国の旧正月(春節)とは?【2016年版】

2017年の最新事情についてはこちらの記事で解説しています。
「爆買い」の時代終了!?「春節」の訪日中国人に効く3つの集客戦略とは


旧正月(春節)は爆買いのチャンス

2年程前から定着し始めた「爆買い」ということば。皆さんご存知の通り、主に中国人観光客が家電や化粧品、ブランド品などを大量に購入していく様子を示すのに用いられています。

そして、このことばが一躍注目を浴びたのが、2015年の2月頃。旧正月の大型連休を利用して日本に訪れた中国人観光客たちが、両手に買物袋をぶら下げ、それでもなお商品を大量に買いあさる様子が「爆買い」ということばと共に、各メディアに繰り返し報じられました。その結果でしょうか。「爆買い」は2015年のユーキャン新語・流行語大賞の年間対象も選ばれ、日本に大きな影響を与えたことが伺えます。

今回は、そんな爆買いが訪れる次のチャンス、来たる2016年2月の旧正月(春節)についてみていきましょう。


旧正月(春節)とは?

旧正月とは、旧暦でのお正月のことです。中国では、新暦のお正月である1月1日よりも、毎年2月頃にある旧正月の方が盛大にお祝いされます。旧正月にお祝いをするのは中国だけではなく、台湾、韓国、モンゴルや東南アジアの国々などでも国民の休日としてお祝いされるそうです。

また、中華圏ではこの旧正月のことを「春節(しゅんせつ)」と言います。ここでは、中国人の爆買いについて取り上げていくので、春節=旧正月だと思っていただいて大丈夫です。

新暦のお正月である1月1日と違い、旧正月(春節)は旧暦上のお正月ですので、毎年2月1日などと日付が固定しているわけではありません。対策するには、まず、次の旧正月がいつか知る必要があるのです。


2016年の旧正月(春節)はいつ?お休み期間は?

2016年の旧正月は2月8日です。新暦でいう元旦の日(1月1日)が、2月8日にあたるので、旧正月の大晦日は2月7日となります。中国大陸をはじめとする中華圏の一般企業では、この大晦日から1週間が大型連休となります。つまり今年は、2月7日~2月13日の一週間ということです。

中国では、新暦のお正月は1月1日~3日の3日間しかお休みではないようなのですが、代わりに2月の旧正月期間にたっぷり7連休で休むことができるのです。

日本では12月29日~1月3日の6日間が一般的なお休みとなるので、中国のように1月にも2月にもお休みがある方が羨ましい!と感じる方もいるかもしれませんね。

日本のお正月と同様、中国の旧正月には親戚で集まって新年の挨拶をする習慣があります。もちろんお年玉の文化もあり、中国で幸運の象徴として愛されている赤色の袋に入れて渡されます。

地方から都市部に出稼ぎに出ている労働者も実家に帰ることになるため、旧正月期間の1週間、交通機関が大混乱するそうですよ。運送業などもストップするそうなので、お休み明けの荷物の量が多すぎて運送業者は困ってしまうとか。


なぜ旧正月(春節)に爆買いが起こるの?

大型連休となる旧正月。従来は家族や親戚と過ごすのが一般的でしたが、近年は国内の経済成長などの理由から、この大型連休を利用して海外旅行に出かける人が増えてきたそうです。そんな中、円安の影響や、ビザ取得のための諸条件の緩和、また免税品対象物の拡大など、さまざまな要因が重なり合って、日本が旅行先として好まれるようになったのです。

日本の商品は、質が良く、長持ちすると以前から人気でした。そんな「高品質な商品が国内よりも安く手に入る!」、さらに、「国内よりも品揃えが豊富!」ともなれば日本に行ってまとめて購入する方がお得なのです。

また、この爆買いにはSNS利用の拡大も関係していると言われています。twitterやLineの中国版である「微博(ウェイボ)」や「微信(We Chat)」といったSNSが中国では利用されています。そういったSNS上で多くの人からフォローされている有名人などが日本の商品などをオススメする行為がフォローワーの購買欲を高めることに繋がります。

さらに、一般の人でも、「日本に旅行に行くよ~」などと投稿すると、友人からたくさんの買い物を頼まれる、なんてこともよくあるようです。ある中国人留学生は、「日本に帰ると言うとおつかいで炊飯器を何個も頼まれるから、中国に着いてから帰ったことを報告するんだ」なんて言っておりました。


2015年の旧正月(春節)の効果は?

2015年の旧正月のお休み期間は2月の18日~24日の7日間でした。前回の旧正月では、どれくらいの経済効果があったのでしょうか。2015年の3月頃に各メディアがその経済効果の大きさを取り上げています。

中国メディアによると、前回の旧正月期間に日本に訪れた中国人は約45万人で、その消費金額は約1140億円だそうです。観光庁は訪日外国人の1人あたりの旅行支出データを示しており、2015年の1月~3月の間では中国人1人当たりの旅行支出は30万円となっています。これは、訪日外国人の平均17万1千円を遥かに超える数字となっております。

ちなみに、この旅行支出には宿泊料金や交通費も含まれているのですが、買物代にいくら使ったのかというデータもあります。中国からの訪日客の1人当たりの買物代は17万7千円で、全体平均の7万2千円の約2.5倍にも及びます。

あとを追う香港の7万2千円とも大差を広げていることを考えると、中国からの訪日客の「爆買い力」も伺えますよね。(出典:観光庁)

大手百貨店の2月の免税品販売は、前年の約3~4倍にもなりました。そして、その盛り上がりは都心のみでは終わりません。地方でも春節による売上UPは報告されており、札幌や広島のホテルでは宿泊が前年実績の2倍以上に増加。また、長崎県佐世保市にありますハウステンボスでは、旧正月で訪れる中国人向けにイベントを企画し、入場者数が2割伸びたそうです。その他にも各地各業態で売上UPが報告されており、その率はなんと4~11倍にもなるそうですよ。

年明けの新年セール期間などが過ぎると、売上がぐんと落ち込み閑散期としられる2月。その時期に、中国人観光客の爆買い効果を狙えるのはありがたいですね。


旧正月期間を知って「爆買い」に備えよう!

旧正月(春節)の知識、少しは得ることができたでしょうか。「爆買い」と言うと、電化製品や化粧品、ブランド品を思い浮かべがちですが、彼らの目的は買物だけでなく、観光も兼ねています。狙いを定めて向かう大手百貨店や家電量販店、ドラッグストア以外にも、ふらっと立ち寄りお買い物をした気持ちももちろんあります。彼らの足をあなたのお店にも呼び込み、「爆買い」のおこぼれをもらうチャンスはふんだんにあるのです。「どうせうちには来ない」と諦めずに旧正月で訪れる中国人観光客を迎え入れる準備を行ってみてはいかがでしょうか。

最近では、日本へくることができない人が、親戚や友人に大量に買い物を頼むケースも大変多く、個人で代行サービスを行っている人も増えてきているので、1人当たりの消費額はますます増える可能性もあるでしょう。

日本に訪れる中国人観光客は、中国総人口の0.1%にも満たないそうです。中国の総人口は世界1位、13.7億人もいますからね。「爆買い」市場は今後ますます拡大する可能性が高いです。

2016年の旧正月にもたくさんの中国人観光客が日本に訪れることが予想されます。おさらいですが、2016年は旧正月休暇期間は2月7日~2月13日ですよ!!この日に向けて、準備を始めてみてはいかがですか?


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エキテンマガジン編集部

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