ハラスメントってなんだ?!ビジネスシーンで注意したい「〇〇ハラ」30選!

ハラスメントってなんだ?!ビジネスシーンで注意したい「〇〇ハラ」30選!

パワハラにセクハラ、モラハラにマタハラなど、「○○ハラスメント」と呼ばれるものは数々存在しています。とても深刻なものやセンシティブなものをはじめ、なかには受け取り方次第と言えるものもあるため、ハラスメント問題はとても難しいものです。今回は、エキテンマガジン編集部が選んだビジネスシーンで注意したい「○○ハラ30選」をご紹介します。

 

まずはハラスメントって、いったい何?!

「ハラスメント」とは、さまざまな場面で他人を困らせたり、いじめたり、嫌がらせを行ったりすることを指す言葉です。「○○ハラ」と呼ばれるものは数多存在しており、その数は数十以上におよびます。いま、この瞬間にも日常生活のなかで冗談交じりなものも含めて、新たな「○○ハラ」が続々と誕生しているのが実際のところと言えるでしょう。

「○○ハラ」は、社会的に重大な問題となる場合があります。例えば、苛烈なパワハラを苦に職を失ったり、生活を維持できなくなるといった会社員も少なくありません。また、2017年に世界的な広がりを見せた「MeToo運動」。SNSに#MeTooというハッシュタグを付けて、セクハラ被害を告発・撲滅するこの社会運動は、世界中で物議をかもしました。また、最近ではハラスメントを主題にしたテレビドラマやバラエティ番組も放送されるなど話題を集めています。

会社や店舗を運営・経営するにあたって、または、お客様にサービスを提供する際、従業員間でコミュニケーションを図る際など、知らず知らずのうちにハラスメントの加害者になってしまうこともあるかもしれません。そこで、ビジネスシーンで注意したい30の「○○ハラ」について、以下で確認していきましょう。

 

もっともよく知られる代表的な2大ハラスメント

「○○ハラ」としてもっともよく知られている代表的なものとしては、「パワハラ」と「セクハラ」が挙げられるでしょう。それぞれどのようなものなのかチェックしてみてください。

 

(1)パワハラ(パワー・ハラスメント)

パワハラとは、職務上の地位や人間関係といった職場内での優位性を背景に、同じ職場で働く人に対して精神的・身体的な苦痛を与えることなどを指します。厚生労働省では、職場のパワハラの6類型として「身体的な攻撃」「精神的な攻撃」「人間関係からの切り離し」「過大な要求」「過小な要求」「個の侵害」を挙げています。このようなことに該当しないように十分に注意しておくべきでしょう。

セクハラのイメージ図

 

(2)セクハラ(セクシャル・ハラスメント)

セクハラとは、男性から女性に対して行われるハラスメントと考えがちですが、その逆の場合も立派なセクハラです。男女雇用機会均等法では職場におけるセクハラを、職場において性的な言動が行われ、それを拒否することで不利益が生じる「対価型セクシャルハラスメント」と、それによって職場環境が不快になる「環境型セクシャルハラスメント」に分類しています。いずれの場合にも該当することがないよう細心の注意を払う必要がありますね。

対価型セクシャルハラスメント環境型セクシャルハラスメント

 

まだまだある○○なハラスメント!

さまざまなハラスメントの写真

パワハラ、セクハラ以外にも「○○ハラ」には、まだまだ多くの種類があります。以下で、さまざまな○○ハラを確認してみてください。見聞きしたことがあるものや耳なじみがないというものもあるはずです。

 

性差に関するハラスメント

ハラスメントのなかでも、深刻かつ、よく見受けられがちなのが、性別や性差に関するものです。

(3)マタハラ(マタニティ・ハラスメント)
女性の妊娠、出産、育児などに際して嫌がらせやいじめを行うこと。

(4)パタハラ(パタニティ・ハラスメント)
男性が育児参加をするといった父性を発揮する権利を阻害したり、侵害したりすること。

(5)ジェンハラ(ジェンダー・ハラスメント)
「男なのだから」や「女のくせに」などのように、男性らしさや女性らしさといったジェンダー(性差)について嫌がらせの言葉などを投げかけること。

(6)ソジハラ(SOGI<ソジ>・ハラスメント)
性的指向や性自認などセクシャルマイノリティの人に対する偏見や嫌がらせのこと。SOGIとは性的指向を意味するSexual Orientationと性自認を意味するGender Identityの頭文字をつなげて作られた語です。

(7)マリハラ(マリッジ・ハラスメント)
未婚の人に対して結婚をしない・できない理由を執拗にたずねて相手を不快にさせること。

 

社内や接客・応対に関するハラスメント

職場やビジネスの場面で見受けれらがちなハラスメントが以下です。ビジネスマンの日常で起こりがちなものも多いはずです。

(8)モラハラ(モラル・ハラスメント)
暴力ではなく、言葉や態度などで相手に嫌がらせをしたり、いじめたりすること。

(9)アルハラ(アルコール・ハラスメント)
アルコールを強要するなどの嫌がらせやいじめのこと。

(10)エイハラ(エイジ・ハラスメント)
中高年の会社員などに対して年齢を理由に差別や嫌がらせをすること。

(11)セカハラ(セカンド・ハラスメント)
ハラスメント被害にあったことを相談した人を相談相手が責めたり、嫌がらせを行ったりすること。

(12)ケアハラ(ケア・ハラスメント)
家族の介護を行う会社員などに対して介護休暇等の制度利用を妨害するなどの行為。

(13)エアハラ(エアー・ハラスメント)
その場の雰囲気を壊す言動や振る舞いを行うこと。

(14)カスハラ(カスタマー・ハラスメント)
消費者が客であることを盾に、サービス提供者に対して理不尽な要求を行うこと。

(15)ドクハラ(ドクター・ハラスメント)
医師による患者への嫌がらせのこと。

(16)ペイハラ(ペイシェント・ハラスメント)
患者による医師や看護師に対する暴言や暴力などのこと。

(17)リスハラ(リストラ・ハラスメント)
リストラ対象者に対して些細な業務上のミスなどを理由に減給や降格を行うといった嫌がらせ。

(18)オワハラ(終わらせ・ハラスメント)
就活生に対して、内定を出した企業側が他社の選考を辞退するように強要すること。

 

個人の特徴や嗜好などに関するハラスメント

パーソナルな部分に関連するハラスメントも数々あります。何気ないものと考えがちですが、人によっては大変な苦痛になる場合も少なくはありません。

(19)スモハラ(スモーク・ハラスメント)
受動喫煙など、たばこの煙によって他人に害を与えたり、不快にさせたりするハラスメント。

(20)スメハラ(スメル・ハラスメント)
臭いによって周囲の人に不快な思いをさせること。

(21)ブラハラ(ブラッドタイプ・ハラスメント)
血液型によって人を差別したり、精神的に苦しめたりすること。

(22)パーハラ(パーソナル・ハラスメント)
人の容姿やクセ、生活習慣などの個人的な要素についてからかったり、いじめたりすること。

(23)レイハラ(レイシャル・ハラスメント)
特定の人種や民族、国籍を有する人に対する偏見や嫌がらせのこと。

(24)レリハラ(レリジャス・ハラスメント)
特定の宗教を信仰する人に対する偏見や嫌がらせ、いじめなどのこと。

 

少し変わったハラスメントも・・・

「現代ならでは」と言えるものや「こんなものまで・・・」と思えるハラスメントもさまざまあります。

(25)フォトハラ(フォト・ハラスメント)
強引に写真を撮影したり、写真をSNSなどに同意なく掲載して精神的な苦痛を与えること。

(26)ソーハラ(ソーシャル・ハラスメント)
TwitterやFacebookなどのソーシャルメディアを通じて、嫌がらせやいじめなどを行うこと。

(27)テクハラ(テクノロジー<またはテクニカル>・ハラスメント)
ITやコンピュータ、ハイテク機器などの扱いが苦手な人に対していじめたり、嫌がらせをしたりすること。

(28)カラハラ(カラオケ・ハラスメント)
本人の意思を無視して無理やりカラオケで歌を歌わせること。

(29)エアハラ(エアコン・ハラスメント)
エアコンを使わせなかったり、意図的に適温でない温度に設定したりして人に嫌がらせをすること。

(30)ヌーハラ(ヌードル・ハラスメント)
麺類を食べるときに麺をすする音で相手を不快にさせること。

 

相手の受け取り方に十分な配慮を

誰かを苦しめることを目的に意図的に行われるハラスメントはもってのほかですが、場合によっては、当の本人はまったく悪気もなく意識もしていない行為や行動が、誰かにとって重大なハラスメントになる場合もあります。ハラスメントは当事者の受け取り方によっても、問題の軽重が異なる場合もあるため、非常に難しい問題でもあります。

自分の何気ない行動がある人にとってはハラスメントに取られてしまうことがあるかもしれないということを肝に銘じておくといいのかもしれません。

※本記事中の図版は、厚生労働省の「職場のパワーハラスメント」および「職場でのハラスメントでお困りの方へ(セクシュアルハラスメント/妊娠・出産・育児休業等に関するハラスメント/パワーハラスメント)」を加工・編集して作成しています。