バレンタイン商戦が本格化!想定顧客別に考える販促・プロモーション法【2019年版】

バレンタイン商戦が本格化!想定顧客別に考える販促・プロモーション法【2019年版】

毎年、巷をにぎわす定番の季節の歳事、バレンタインデー。今年もいよいよ商戦が本格化してきました。バレンタインデーといえばチョコレート市場の独壇場と考えがちですが、需要層のニーズは多岐に渡るため、他の市場・業種にとっても十分、商機となり得るはずです。今回は、2019年のバレンタイン商戦における需要層別の販促・プロモーション法について考えてみましょう。

 

2019年のバレンタイン商戦が本格化!

日本人であればほとんどの人が知っている季節の歳事のひとつ、バレンタインデー。この起源には諸説あるようですが、3世紀のローマ帝国におけるバレンタイン司祭の話が代表的です。

ときの皇帝は軍の士気を保つために兵士たちの婚姻を禁止していました。この婚姻禁止を嘆く兵士たちを見かねたキリスト教の司祭・バレンタインは、内密に兵士たちの結婚式を執り行っていたそうです。ただ、これを知った皇帝は憤慨。バレンタイン司祭を処刑してしまいます。この出来事以降、多くの兵士たちの愛を取り持ったバレンタイン司祭の命日である2月14日は、カップルが互いの愛を誓い合う日=バレンタインデーとしてキリスト教の国々を中心に定着した、とのいわれです。

現代の日本では、女性から男性に対してチョコレートを贈って、好きという気持ちや想いを伝えるという習慣が定着しています。ただ、これは日本独特なもののようで、欧米などでは男女問わず、贈るものもチョコレートに限らず、互いの愛を確認し誓い合うことが重要視されているようです。

2019年のバレンタインデーもいよいよ間近に迫ってきました。日本記念日協会が発表している2019年の日本におけるバレンタインデーの推計市場規模は1,260億円(前年比約3%減)。2年連続で市場規模は縮小するとの予測がなされていますが、それでも大きな市場であるのは事実。この商戦にいかに挑み、販促強化につなげるかは店舗を運営・経営するうえで、重要なポイントになるはずです。

 

需要層別!バレンタインデーの販促・プロモーション法

バレンタインデーのイメージ写真

バレンタイン商戦というとチョコレート市場が主役と考えがちです。しかし、この時季の消費者の需要は実に多岐に渡ります。需要層それぞれのニーズを知ることで、さらなる集客・販促につながる可能性は十分にあるはずです。そこで、以下で、バレンタインシーズンにおける想定顧客別の需要とそのニーズに対する効果的な販促・プロモーション法とはどのようなものが挙げられるかを考えてみましょう。

 

想定顧客①:想いを伝えたい人/伝えられたい人

好きな相手に想いを伝えたいという女性にとって、バレンタインデーは勝負のとき。相手に贈るチョコレートには多くの予算と手間をかけるはずです。そして、自分自身の美を磨くためのニーズも高まります。髪型や髪色を整えるなどして美しさに磨きをかけたいという人は多いはず。また、想いを伝えられたい・伝えられるかもしれない男性側も、もしもに備えて身だしなみを整えておこうと考えることは十分にあり得ます。

こうした需要層に対して、特に美容や身だしなみに関連する美容室や理容室、美容サロン、エステサロン、ネイルサロンなどは想定顧客のニーズを捉えた販促・プロモーションを展開してみるべきでしょう。特別価格キャンペーンやバレンタイン特別サービスなどを提供することで、効果的な販促につなげることができるかもしれません。

 

想定顧客②:カップル/ファミリー

カップルにとってバレンタインデーは大いに盛り上がる特別な日。定番のチョコレートとあわせて花束や雑貨、アクセサリーなどをプレゼントし合うカップルも少なくありません。

花屋やフラワーショップ、雑貨やアクセサリーを扱う小売店などでは、こうしたプレゼント需要に対応した販促施策を展開してみるといいでしょう。チョコレートを引き立てるハイセンスなブーケ、ペアで使える・身につけられる小物やアクセサリーなどを限定商品として提供したり、特別プライスで提供したりといった工夫は有効なはずです。

また、飲食店なら、バレンタインデー当日にカップル・ファミリーでの来店増加が期待できます。特別な日を演出・サポートするバレンタイン限定メニューなどは準備しておきたいところ。あるいはカップル・ファミリーでの来店客には気の利いたメッセージカードを渡すなどの気配り・心配りをすることで、お店の印象アップにつなげられる場合もあります。

 

想定顧客③:上記以外のその他の人

バレンタインデーに特別な予定のない人や、想いを寄せる相手とではなく友人同士で盛り上がりたいという需要層も少なくないはずです。こうした需要層向けの販促・プロモーションとしては、ご褒美提案やパーティープランの提案、イベント感の演出などが効果的です。

たとえ特別な予定がない人でも、バレンタインという歳事に無関心というわけでもないでしょう。自分自身へのご褒美として、いつもとは違ったこと、または、ちょっとリッチなことを体験したいといった潜在ニーズがあるかもしれません。こうしたニーズを刺激する商品やサービスの提供が思わぬ販促強化につながることも少なくないはずです。

また、友人同士で盛り上がりたいという需要層に対しては、飲食業であれば特化型のパーティープランの提案などが効果的なはずです。また、小売業であれば、友人間でのプレゼント需要を見越した手ごろな価格の商材提案なども効果的でしょう。

 

バレンタインのチョコっと知識

バレンタインチョコのイメージ写真

バレンタインデーといえばチョコレート。ただ、その用途や性格はとても多様なものになってきています。最後に、多様化が進むバレンタインチョコの色々をご紹介しましょう。用途や実際のオケージョンを押さえておくことが、想定顧客の潜在的なニーズを捉えることにつながる場合もあるはずです。

 

本命チョコ

言わずと知れた本命の、意中の相手に贈るためのチョコ。予算は人によってまちまちですが、数千円程度のものを用意する場合が多いようです。心を込めた手作りチョコを贈るという人も少なくありません。

 

義理チョコ

こちらもよく知られているもので、男性の友人や知人に対して贈られるチョコです。以前は職場の上司や同僚などに贈られることが多かったものですが、最近ではあげる方・もらう方、双方の負担や煩わしさを解消する、あるいは、ハラスメントの観点から禁止したり自粛を促したりする企業もあるようです。

 

友チョコ

おもに女性同士でプレゼントし合うチョコのこと。バレンタインデー当日に女子会を開いて交換するといったシーンも多いようです。

 

マイチョコ

自分で食べるためのチョコのことで、自分チョコ、ご褒美チョコなどとも呼ばれています。自分で食べたいから、あるいは、自分自身へのご褒美として、といった需要があるようです。

 

ファミチョコ

家族に対して贈るチョコ。お父さんや兄弟に対して、あるいはお母さんや姉妹に対して、性別問わず贈られるケースもあるようです。

 

逆チョコ

男性が女性に対して、愛情を伝える際に贈るチョコのこと。日本のバレンタインデーでは一般的に女性から男性に対してチョコが贈られますが、その逆というわけですね。