3月3日はひな祭り!女の子だけじゃないオトナ女子に新需要!?

3月3日はひな祭り!女の子だけじゃないオトナ女子に新需要!?

女の子の健やかな成長を祈るひな祭り。幼い女児のための日と考えてしまいがちですが、実はいま、大人の女性・オトナ女子の間でも「ひな祭りをお祝いしよう!」というニーズがジワリと高まってきているようです。今回は、この新たなニーズとトレンドの実際についてご紹介しましょう。

 

女の子の成長を祈る「上巳の節句=ひな祭り」

3月3日のひな祭りは、女の子の健やかな成長を祈るための年中行事。この日は季節の節目となる5節句のひとつにあたり、正確には「上巳(じょうし)の節句」と言われます。

桃の節句などとも呼ばれ、女の子のいる家庭では、ひな人形や桃の花を飾ったり、菱餅やひなあられ、ちらし寿司などを食べたりして、お祝いをするというのが一般的です。年に一度の女の子のための日とあって、特に幼い女児を持つ家庭では、この日に合わせて家計のひもをゆるめ、豪華に盛大にお祝いをするということも少なくありません。

しかし、多くの家庭では女児が中学・高校生へと成長するにしたがって、ひな祭りを祝う機会は減っていく傾向にあります。また、祝われる女の子自身も、大人になるにしたがってひな祭りというものが縁遠くなっていきがちです。

本来、ひな祭りは、女の子が健やかに、優しい女性に育ち、良い縁談にめぐり合い、幸せな人生を送れるようにといった願いが込められた行事。大人になっても、この日を祝うことは決しておかしなことではないにもかからわず、女性は年を重ねるごとに無関心になっていくというのは、少し切ない話でもありますね。

 

オトナ女子にも需要あり!?阪急うめだ本店の取り組み

阪急うめだ本店

こうしたなか、ひな祭りを大人の女性・オトナ女子にも満喫してもらおうという販売戦略を展開する動きがあります。その一例が、大阪府の阪急うめだ本店の取り組みです。

同店では数年前から、ひな祭りの時季に合わせて「オトナ女子が楽しむひな祭り」をコンセプトにした商品展開を実施。子どもが好む可愛らしいものとは違い、大人の女性受けを意識したシンプルなケーキや手毬寿司などのひな祭り向け商材を販売しています。

この販売戦略のきっかけと効果について同店は、「SNSなどで話題にもなっているフォトジェニック(写真映え)を意識した商材を展開することで、20~30代の大人の女性を中心とした『大人のひな祭り』に商機・チャンスがあると考えました。実際、大人向けケーキの売上は順調で好感触」とコメント。今後も商品のブラシュアップと顧客ニーズへの対応を進め、オトナ女子向けのひな祭り需要を盛り上げていく方針のようです。

クリスマスやバレンタインデーなどにも代表される年中行事は、世間的にも話題と注目度が高まりやすいもの。こうしたイベントや時季を捉えて、視点を変えた新たな需要の獲得策を展開することが、大きな商機につながることもあるかもしれません。「オトナ女子が楽しむひな祭り」という新たな需要とトレンドはその一端とも言えるかも。こうした需要層を意識した商品やサービス展開を視野に入れた販売戦略を検討してみてはいかがでしょうか。