全面禁煙それとも分煙?どうするお店のタバコ対策

全面禁煙それとも分煙?どうするお店のタバコ対策

タバコを吸わない人も増え、受動喫煙に対する意識が高まってきました。2020年の東京オリンピックに向けて、今後ますます喫煙に対する規制が厳しくなっていくことも考えられます。そのような状況において、お店の禁煙や分煙については頭を悩ますところです。「タバコが吸えるからそのお店に行く」という人がいる一方で、「喫煙可のお店はちょっと…」という人もいるなど、良い方向にも悪い方向にも、喫煙の可否は集客に影響してきます。また、受動喫煙の問題は従業員の労働環境の面からもしっかりと考えていく必要があるのです。今回は、お店の禁煙や分煙の方法とそのポイントについてまとめました。

 

お店のタバコ対策のタイプと分煙の方法

お店のタバコ対策として考えられるのは「全面禁煙」「分煙」「全面喫煙可」の3つのタイプです。全面禁煙と全面喫煙可は文字通りですが、分煙についてはいくつかの方法があります。

 

時間帯によって分煙する

例えば、ランチタイムは全面禁煙とし、お酒も出すディナータイムは全面喫煙可というように時間帯で分ける方法です。分煙のための設備は必要ありませんので、コストをかけずに行うことが可能です。ただし、タバコのニオイが残りやすいというデメリットもあります。

 

エリアで分煙する

店内を禁煙エリアと喫煙エリアに分ける方法です。タバコを吸う人も吸わない人も集客できるという大きなメリットがあります。タバコの煙やニオイが禁煙エリアに流れ込まないようにする換気システムを設置しなければなりません。

 

壁や仕切りで分煙する

喫煙スペースを壁や仕切りで区切って個室化してしまう方法です。禁煙スペースとは明確に区切られますので、喫煙者も気兼ねなくタバコを吸うことができます。工事が必要になるので、コストがかかるのが難点です。

 

喫煙場所を屋外にして分煙する

喫煙場所を店の入口などの屋外に設置する分煙方法です。コストもかからず簡単にできる方法ですが、喫煙者からは、通行人に見られる、屋外なので寒い(暑い)などの理由であまり歓迎されない面もあります。

 

フロアで分煙

お店が複数階で営業している場合に、1階は禁煙、2階は喫煙のようにフロアで分煙する方法です。タバコの煙は上に昇りますので、上の階を喫煙フロアにするのがポイントになります。

 

タバコを吸う人にも吸わない人にもやさしい店づくりを

どのようなタバコ対策をとるにしても、大切なのはタバコを吸う人にも吸わない人にもやさしい店づくりを心がけることです。例えば、タバコが吸えると思って入店したにもかかわらず禁煙だったり、逆に禁煙だと思って入店したらタバコの煙が充満していたりしたなどということがあれば、そのお客様の再来店は期待できないでしょう。ですから、一目で分かるように全面禁煙なのか分煙なのか全面喫煙可なのかを表示することが大切です。店頭はもちろんですが、ホームページやポータルサイトでもハッキリと表示しましょう。

分煙や全面喫煙可の店では、室内や設備などに残るタバコのニオイをきちんとケアすることも重要です。喫煙者であってもタバコのニオイやヤニが残っていたのでは気持ちがよくありませんし、タバコを吸わない人にとっては再来店を妨げる大きな理由になってしまいます。特に分煙している場合には、タバコを吸わない人にニオイや煙が感じられないようにしなければなりません。

また、お客様だけではなく、スタッフの喫煙にも配慮することが大切です。全面禁煙のお店でも、休憩から戻ったスタッフからタバコのニオイがプンプンしたのでは、何のためにお店を禁煙にしているのか分からなくなってしまいます。

 

補助金や助成金を活用して賢く分煙しよう

禁煙エリアと喫煙エリアを分けて分煙する方法は、集客のためにも効果的です。しかし、タバコの煙やニオイが流れ込まないようにするための設備の購入や設置、工事が必要になるため、どうしてもコストがかかってしまいます。

そのため、資金面で分煙化に二の足を踏んでしまいがちですが、分煙対策を行うお店を対象にした補助金や助成金制度を利用することでコストを抑えることも可能です。厚生労働省では200万円を上限に分煙化のためにかかる費用の1/2を助成する「受動喫煙防止対策助成金」の活用を呼びかけています。また、各地方自治体でも分煙化についての助成や補助事業を実施している場合もありますので確認してみましょう。例えば、東京都では「外国人旅行者の受入れに向けた宿泊・飲食施設の分煙環境整備補助金」として300万円を上限として費用の4/5を補助する事業を実施しています。補助金や助成金の制度を活用することで、コスト負担を大きく抑えて分煙化を行うことが可能です。

 

集客のためにも効果的なタバコ対策で快適なお店に

喫煙率が下がっていることもあって、お店のタバコの煙やニオイ対策は見逃せないものになっています。喫煙者はタバコを吸わない人の反応に鈍感になりがちですので、非喫煙者のスタッフやお客様に確認するのがよいでしょう。どのような対策をとるにしても、大切なのはタバコを吸う人にとっても吸わない人にとっても快適な店づくりです。特に、お客様が入店する前に禁煙、分煙、喫煙可の、どのお店なのかが分かるようにすることが重要になります。分煙化には様々な方法がありますが、補助金や助成金制度の対象となる分煙対策もありますので、自分のお店が対象となる制度を調べてみるのがおすすめです。どんなお客様にとっても快適な店舗にして、どんどん集客しましょう。

 

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エキテンマガジン編集部

エキテンマガジン編集部です。集客・販促に役立つ記事から雑学・コラム記事まで幅広く投稿します。